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海洋危険生物 〜応急処置〜
基本的に水中生物などには手を出さないようにしましょう。
不意に岩などに手を着かなければならない時があるかもしれません。
そんな時の為にグローブは着けておいた方が良いでしょうね。

フサカサゴ、オニオコゼの仲間
フサカサゴの仲間にはヒレの刺に強い毒を持つものが多い。特に注意が必要なものはミノカサゴ類、オニカサゴ、サツマカサゴ、ハチで、毒は猛毒。姿の美しさから、つい手を出してしまったり、うっかり手をついての受傷が多い。
オニオコゼの仲間は体を周囲の環境に似せたり、砂へ潜り込んで身をかくし見分けるのが難しい。特にオニダルマオコゼなどは海底の岩そっくりで、砂に潜っていることもある。背ビレの毒針はかなり強く、ダイビングブーツくらいなら簡単に貫通してしまう。


症状:激痛と腫れ
フサカサゴの仲間に刺されると、すぐに激しく痛み、患部は腫れる。刺された部分が熱を帯びることもあり、時間がたつと青く変色してくる。放置すると人によっては食欲減退、吐き気、下痢、発汗を伴い、ひどい場合には不整脈、呼吸困難を起こす場合もある。
オニオコゼの仲間に刺されると、周期的な激痛が走る。頭痛、発汗、吐気、めまい、腹痛が起き、ひどい場合は呼吸困難、血圧低下、意識障害にまで発展する。激しい痛みによって意識を失い、溺れる場合があるので注意が必要。


応急処置
傷口をきれいな真水で洗ったら40〜50度のお湯につける。60〜90分。この時、お湯が熱すぎて火傷を起こすことがあるので、漬ける前に刺されていない方の指で温度を確かめること。これで痛み、血管収縮は防ぐことができるが痛みがとれたら必ず病院へ行くこと。病院でレントゲンを撮ってもらい、内部に刺が残っていないか確認する。激痛がとれないようなら局所麻酔などを打ってもらう。
ゴンズイ
背ビレに1本、左右の胸ビレに各1本の毒針があり、また体表粘液にも毒がある。ダイバーが刺されることはまずないが、釣りで掛かった時に誤って刺されることが多い。近い仲間のハマギギも危険。

症状:患部に激痛がはしる
刺されるとすぐに患部に激痛がはしる。皮膚炎や腫瘍を形成することもある。


応急処置
傷口をきれいな真水で洗ったら40〜50度のお湯につける。60〜90分。この時、お湯が熱すぎて火傷を起こすことがあるので、漬ける前に刺されていない方の指で温度を確かめること。これで痛み、血管収縮を防ぐことができる。
エイの仲間
浅瀬で誤って踏んだり、釣上げた時に受傷が多い。ダイバーの場合、砂地に着底するときも注意が必要。尾の根元付近に鋭い毒棘を持ち鋭利なナイフで切られたような裂傷が多い。

症状:激痛
刺されると10分くらいで激しい痛みが生じ、長時間続く。局部は腫れ、赤紫色に変色する。ときに吐き気、リンパ管炎、失神、下痢、麻痺、呼吸困難を伴い、死亡することもある。裂傷では深ければ神経、血管損傷を伴う。


応急処置
出血している場合は局所の圧迫止血または刺傷部より体に近い場所を縛る。この場合は動脈の止血のためではないのであまりきつく縛る必要はない。その後45℃程度のお湯に30〜90分漬けると、痛みが和らぐ。この時、お湯が熱すぎて火傷を起こすことがあるので、漬ける前に刺されていない方の指で温度を確かめること。病院では傷の洗浄、棘の除去をしてもらい、確認のためレントゲン検査で棘が残っていないか確認する。
アイゴの仲間
アイゴ科の魚の多くは白身でおいしい魚。しかし背ビレ、腹ビレ、尾ビレに毒針を持つため、釣上げた際に刺されることが多い。調理する時も、まず最初に、ヒレをハサミなどで切り落としてしまう方がいい。

症状:激痛
刺されると激しく痛み、傷口は青く腫れ、麻痺する。発汗、吐き気、高熱が出ることもある。ひどい場合は意識不明、呼吸困難を起こしたり、虚弱状態が続く。


応急処置
傷口をきれいな真水で洗ったら40〜50度のお湯につける。60〜90分。この時、お湯が熱すぎて火傷を起こすことがあるので、漬ける前に刺されていない方の指で温度を確かめること。これで痛み、血管収縮は防ぐことができるが痛みがとれたら必ず病院へ行くこと。病院でレントゲンを撮ってもらい、内部に刺が残っていないか確認する。激痛がとれないようなら局所麻酔などを打ってもらう。
ダツ
ダツは光に突進する性質があるため、電灯潜り漁中の事故が多い。ナイトダイビングでは、水面で水平にライトを当てるのを避けよう。ボートで移動中にライトを水面に向けると、ボートに飛び込んでくるので要注意。

症状:かなりの出血をともなう
鋭いくちばしが顔面、頸部、胸部及び腕へ突き刺さり大ケガを負う。眼球へ刺さり失明した例や首筋に吻が突き刺さり出血多量の傷を負った例や死亡例もある。毒はない。


応急処置
吻が刺さっている場合は、出血や新たな傷を作る恐れがあるので決して抜き取らない。突き刺さった頭の部分を残して切り離す。早急に病院へ搬送する。出血している場合は圧迫止血を行う。出血が激しい場合は止血帯、紐を用い、受傷部より体に近い部分を縛って止血する。縛った先が壊死を起こさないように約20分ごとに短時間緩める(縛った箇所に時間を記載し、目安とする)。出血箇所が腕、もしくは下肢であれば、その部を高く上げる。もし、意識もなく呼吸も止まっていたら必要に応じて人工呼吸や心臓マッサージを行う。
サメの仲間
日本ではダイビング中のサメによる事故報告はほとんどない。しかし潜水作業中の漁師が襲われた例や南太平洋では事故が起きている。サメは視覚より嗅覚に敏感で、銛に突かれた魚や海洋生物から発せられる化学物質、振動にひきつけられる。
予防策@漁港の近くなどでの遊泳を避ける
     A水中で尿をしない
     B流血を伴うケガの時は遊泳を避ける(ただし、生理は問題ない)
     Cグループでのダイビングを心がける
     D夕方や視界不良の場所でのダイビングを避ける


症状:かなりの出血を伴う
サメによる咬傷は、主血管の損傷が激しいほど死亡率が高い。毒はない。


応急処置
咬まれたら船上か陸地へ運び、早急に止血処置を行う。局所の圧迫(創内にガーゼなどを硬く詰め込み圧迫包帯を捲く)、もしくは止血帯、紐を用い、受傷部より体に近い部分を縛って止血する。縛った先が壊死を起こさないように約20分ごとに短時間緩める(縛った箇所に時間を記載し、目安とする)。出血箇所が腕、下肢であれば、その部を高く挙げる。呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。意識障害がある場合は、脳に血流がいくように下肢を少し高くして安静にする。早急に病院に運ぶ必要があるが、激しく動かすと生命に危険があるので注意する。
モンガラカワハギの仲間
魚類の多くは繁殖や採餌のために縄張りを持っている。なかでもサンゴ礁でよく見かけるモンガラカワハギ科の魚は縄張り意識が強く、卵を守っている時は積極的に攻撃してくる。体当たりだけでなく、貝殻を砕くほどの硬い歯で咬みつかれると、とても痛い。ゴマモンガラ、キヘリモンガラ、イソモンガラなどの大型種に咬まれると、ひどい時には保護スーツが破かれ、流血することもある。すり鉢状の巣を見かけたり、攻撃されたら速やかにテリトリーから出ましょう。

症状:激痛
貝殻やサンゴを砕くほどの硬い歯で咬まれると、傷口から出血を伴い、痛みが生じる。そこから細菌感染を起こす可能性も高い。


応急処置
傷口をきれいな真水で洗い、消毒用アルコールで消毒する。出血している場合は洗浄、消毒の後、清潔なガーゼなど圧迫止血する。魚の咬傷は細菌感染をおこしやすく、破傷風にかかることもあるので病院へ行く。
ウツボの仲間
その風貌からはにあわないほど臆病で体を全部出して泳いでいることはほとんどない。主に岩の割れ目に生息し、顔だけ出していることが多い。ウツボ類は岩やサンゴの隙間に隠れていることが多いので、不用意に手を出さないように注意しよう。一定の距離を保てば、攻撃してくることはない。

症状:かなりの出血を伴う
ウツボ類は牙状の鋭い歯を持っているので、深く咬まれるとひどい傷を負い、そこから二次感染を起こす可能性も高い。


応急手当
傷口を真水でよく洗う。ガーゼなどで圧迫止血し、出血がおさまったら消毒用アルコールなどで消毒し、病院に行く。病院では、出血が著しい場合は輸血を行う。痛みが激しいときは局所麻酔などを打ってもらう。二次感染予防として、経口抗生物質の投与、できれば破傷風トキソイドの注射を打ってもらう。
ハモの仲間
ハモと言えば高級魚として有名な美味しい魚。しかし、性格の荒い魚で、安易に手を出すと攻撃してくることがある。毒は無いが、歯が鋭く、深く噛まれると危険。応急処置はウツボの仲間に準ずる。
ガヤの仲間
羽のような形状をしたガヤ類は、海底の岩場に茂っている。一見植物のように見えるが、れっきとしたヒドロ虫という生物。イソギンチャクやサンゴポリプのように触手がある。素手で触らない限り被害を受けることはないので保護スーツ、グローブの着用で予防できる。ただし、グローブなどに付着しているのを知らないで肌を触ると刺されるので注意が必要。

症状:痛みと痒みを伴う
症状には、軽い痒みから激痛まで個人差がある。多くは刺された箇所に赤い腫れが生じ、痛みと痒みを伴う。ひどく刺された場合、稀に吐気や発熱を起こすこともある。


応急手当
刺された箇所を、食酢や消毒用アルコール、重曹水などをかける。流れるようにたっぷりかけ、患部はこすらないようにする。痛みや皮膚症状があまりひどいようなら病院で手当を受ける。
アナサンゴモドキの仲間
ガヤ類と同じヒドロ虫の仲間。見かけは花虫網イシサンゴ類のサンゴにそっくりだが、別名「火炎サンゴ」「ファイヤー・コーラル」と呼ばれるほど、非常に強い刺胞毒を持っている。被害を防ぐには、保護スーツやグローブを着用し、むやみにサンゴに触らないことが重要。

症状:痛みと強い痒みを伴う
刺された箇所に激痛と、赤い発疹やミミズ腫れができ、強い痒みも伴う。放置していると二次感染から化膿することもある。広範囲を刺された場合や人によっては、数時間の間、吐気を催すこともある。


応急手当
刺された箇所を、食酢や消毒用アルコール、重曹水などをかける。流れるようにたっぷりかけ、患部はこすらないようにする。皮膚症状がひどい場合は二次感染によって化膿することもあるので病院で手当てを受ける。痛みが激しかったり、吐気を催した場合も病院で手当てを受ける。
イソギンチャクの仲間
イソギンチャクはそれ自体の美しさだけでなく、クマノミ、カクレエビなどダイバーに人気の共生生物がいる魅力的な存在。しかし、共生生物はイソギンチャクの刺胞毒に守られているので近づき過ぎないよう注意しよう。特に、ウンバチイソギンチャク(海蜂イソギンチャク)やハナブサイソギンチャクは非常に強い刺胞毒を持っている。

症状:激痛と痒みを伴う
刺された箇所に激痛と、火傷のような腫れを生じる。強い痒みが長時間残る。ひどい場合は患部の皮膚の壊死、吐気、不快感、筋肉のケイレンが起こる。激痛のあまり呼吸困難になる場合さえあるという。


応急手当
激痛のあまりにショックで溺れることも有るので、まず船上か陸地へ上げる。刺された部分はこすらず海水で刺胞球を洗い流し、食酢や消毒用アルコールで消毒した後、氷や冷水で冷やす。軽度の場合、放っておいても痛みやかゆみが治まってくることが多いが、痛みが激しかったり、水泡ができる場合は病院で手当てを受ける。※真水をかけると刺胞の発射を促すので、使わない。
ウンバチイソギンチャクの場合、酢をかけると刺胞の発射を促進する恐れがあるので、使わない。
クラゲの仲間
クラゲの長い触手には刺胞があり、特にハブクラゲ、アンドンクラゲ、カツオノエボシには強い毒があり、危険です。カツオノエボシはエボシ形の浮き袋で水面に浮いており、夏場に強い風が吹いた後などに海岸に流れ着くことがある。岸に打ちあがってもまだ刺す力が残っているものもいるので、触らない方がいいでしょう。ただカツオノエボシは浮き袋が目立つので、岸から事前に発見できますが、ハブクラゲやアンドンクラゲは透明で水中を漂っているので発見が難しいです。1度刺されると(個人差はあるが)体内に抗体ができ、アナフィラキシーショックを引き起こしやすくなる。これは体内に受けつけない物質が入ることによってアレルギー症状を起こすことを言う。クラゲの被害を防ぐには、保護スーツを着用して、肌の露出を控えるのが重要。

症状:激痛ののち水疱化
ハブクラゲの場合、刺された瞬間に激痛が走る。体に絡み付いた触手部分はミミズ腫れになり、6時間ほどで水疱に変化し、組織が壊死し始める。重症ではショック症状(筋肉ケイレンや呼吸困難)を起こし、死亡することもある。
カツオノエボシの場合、刺された瞬間に激痛が走る。触手が絡んだ部分は腫れ、水疱ができる。頭痛、吐気、呼吸困難、引きつけなどを起こし、死亡例もある。


応急手当
こすらないように注意する。さらに刺胞が発射され症状を悪化させてしまう。付着した触手に食酢をかけ、取り除く。その後、タオルで患部を圧迫し毒の広がりを防ぐ。その上からさらに食酢をかけ(約4〜5リットル)病院で手当を受ける。食酢が無い場合はビール、あわもり、ウィスキー等のアルコールでも効果がある。重症の場合は呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。※真水をかけると刺胞の発射を促すので、使わない。
カツオノエボシの場合は食酢をかけると刺胞の発射を促進するので、使わない。酢を使わずに海水で洗い流して触手を除去した後、氷や冷水で冷やしながら病院へ搬送する。真水をかけると刺胞の発射を促すので、使わない。
ウニの仲間
ガンガゼは日中、岩やサンゴの陰に隠れているため、うっかり踏みつけたり誤って手をついての被害が多い。ラッパウニは体表に貝殻などを着けてカムフラージュしていることが多い。触ってもなんの症状もでない人から、ショック状態になる人まで個人差が激しい生物。イイジマフクロウニは短い棘を持つ、非常に美しいウニ。共生しているゼブラガニを撮影する時には、十分注意することが大切。

症状:激痛と組織損傷
ガンガゼの場合、刺された部分は激痛を伴い、周囲が腫れ、組織の損傷を起こす。長い棘はもろくて折れやすく、傷口に入ったものは大抵抜き取ることができない。ラッパウニの場合、軽症では腫れと痛みだけですが、重症では全身麻痺、呼吸停止にまで及ぶことがある。ショックで溺れることも有るので注意が必要。イイジマフクロウニの場合、刺されると激しい痛みが起こり、腫れ上がる。症状は人によって様々だが、痛みが数時間でひいてしまう人から、重症では死亡例もある。


応急手当
ガンガゼ・イイジマフクロウニの場合、傷口をきれいな真水で洗ったら40〜50度のお湯につける。60〜90分。これで痛みがやわらぐ。二次感染の原因になるので病院で棘を除去してもらう。1週間しても痛みがとれない時は、棘が残っている可能性があるので、再度病院でレントゲンを撮ってもらい、棘が内部に残っていないか確認してもらいましょう。
ラッパウニの場合、棘はウニから離れても反応しつづけているので、素手で触れないように取り除く。その後、傷口をきれいな真水で洗ったら40〜50度のお湯につける。60〜90分。病院でレントゲンを撮ってもらい、棘が内部に残っていないか確認してもらいましょう。重症の場合は呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。
オニヒトデ
生きたサンゴを食い荒らす大型のヒトデで、サンゴの大敵として知られている。全身が多くの棘で覆われていて、その棘に毒がある。

症状:劇痛、リンパ腺が腫れる
刺された直後に激しい痛みが起こり、腫れ上がる。数時間後にはリンパ腺の腫れが生じ、発熱、嘔吐、めまいが起こることがある。傷は治りにくく、壊死を起こすこともある。まれに死亡例もある。


応急手当
傷口をきれいな真水で洗ったら、消毒用アルコールで消毒する。40〜50度のお湯につける。60〜90分。これで痛みがやわらぐ。傷口は化膿し壊死を起こしやすいので、病院でレントゲンを撮ってもらい、棘が内部に残っていないか確認してもらいましょう。
ウミケムシ
名前の通り陸上の毛虫にそっくりで、海底の石の下などにいる。潮干狩りの時に刺されたり、釣り針にひっかかったのを触れたりしての被害が多い。

症状:激痛ののち水疱化
毒のある体表の毛に触れると、痛みや痒みがあり、患部は大きく腫れて水疱に変化します。痛みや痒みは1週間程度続きます。


応急手当
こすらないように注意する。セロハンテープかガムテープで毒毛を取る。毒毛を残すと炎症の原因になるので、病院で手当を受ける。
イモガイの仲間
形はサトイモに似ていて、雲状や網目状の模様がある美しい巻貝。ダイバーの危険度は高くないが、磯遊びなどで「キレイな貝殻を見つけた」と、持ち帰ろうとして刺されることがある。獲物を獲るために毒矢を持っていて、これで刺されてしまう。特に危険なのがアンボイナとされている。イモガイ類のほとんどは毒を持っているので、触れないことが重要。

症状:全身麻痺、死亡例もある
刺された痛みはほとんどない。しかし、すぐに神経毒により患部が麻痺し、ついで顔面や手足の先までしびれ始める。呼吸筋が麻痺し呼吸停止に陥り死に至るケースがある。


応急手当
刺された場所より体に近い所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぐ。致命率が高いアンボイナに刺された場合で、病院まで数時間を要するような時には、刺された場所を切開し毒を出すのもやむをえないだろう。この時、口で吸い出すと誤って飲んでしまう可能性もあるので、患部周辺を押すようにして毒を出す。安静にして直ちに病院へ搬送することが大切。呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。
ヒョウモンダコ
ブルーリングオクトパスとも呼ばれ、青い豹柄模様の体長10cmほどのかわいいタコ。可愛らしい姿なので、手に乗せたりして遊んでいるうちに噛まれてしまう。フグと同じ成分の神経毒を持っている。

症状:全身麻痺、死亡例もある
咬まれた痛みは少ない。5〜10分で筋肉麻痺が始まり、しゃべりにくさ、唾液の飲み込みにくさが現われる。神経毒により呼吸筋が麻痺し呼吸停止に陥り死に至る。90分以内で死亡する率が高いのも特徴。


応急手当
咬まれた場所より体に近い所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぐ。致命率が高いヒョウモンダコに咬まれた場合で、病院へ運ぶまで数時間を要するような時には、刺された場所を切開し毒を出すのもやむをえないでしょう。この時、口で吸い出すと誤って飲んでしまう可能性もあるので、患部周辺を押すようにして毒を出す。安静にして直ちに病院へ搬送することが大切。呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。
ウミヘビ(爬虫類)
ウミヘビは性格がおとなしく、仮に咬まれても、口が小さいため毒が注入されることは少ない。しかし、ハブの10倍の神経毒と筋肉を溶かす筋肉毒の持ち主である。

症状:全身麻痺、死亡例もある
咬まれた痛みや腫れは少ないため、放置して容態を悪化させる危険性がある。咬まれた部分にキバの痕が1〜2cmの間隔でつくことが特徴。30分〜1時間30分で全身症状が現われ、手足の筋肉痛、運動障害から始まって寒気、発汗と悪化し、呼吸筋が麻痺し呼吸停止に至る。


応急手当
咬まれた場所より体に近い所を縛り、毒が全身に廻るのを防ぐ。病院へ運ぶまで数時間を要するような時には、刺された場所を切開し毒を出すのもやむをえないでしょう。この時、口で吸い出すと誤って飲んでしまう可能性もあるので、患部周辺を押すようにして毒を出す。安静にして直ちに病院へ搬送することが大切。呼吸状態、脈拍をよく観察し、必要なら人工呼吸、心臓マッサージを行う。タンニン酸にはウミヘビの毒を中和させる作用があるので、濃い紅茶や日本茶で傷を洗浄することも効果的である。
モンハナシャコ
サンゴの下やガレ場に作った巣穴から顔を覗かせる、大型のシャコ。鮮やかな色彩が美しく、触りたくなるのだが、強烈なシャコパンチを食らうので注意が必要。貝殻を砕くほどの破壊力なので、人間の爪など簡単に割れてしまう。

症状:激痛
貝殻を砕くほどのパンチをされると、傷口から出血を伴い、痛みが生じる。そこから二次感染を起こす可能性も高い。


応急手当
傷口をきれいな真水で洗い、消毒用アルコールで消毒する。出血している場合は洗浄、消毒の後、清潔なガーゼなど圧迫止血する。爪を割られたときなどは、二次感染で化膿しないように注意する。
ミノカサゴ
ミノカサゴの仲間、普通に潜っていてどこでも遭遇する決して珍しい魚ではありません。被写体にするにはもってこいの魚で、カメラを持って近づいても逃げようとしません。毒を持っている事を知らなければ、つい手を出したくなる魚です。大人しそうに見えますが、執拗に追いかけたり、手を出したりすると、毒のあるヒレを立てて向かって来ます。

症状:激痛
患部が赤く腫れ上がり、目眩、吐き気を催します。死に至ることは、ほとんど無いよですが注意に越した事は在りません。

応急手当

刺された患部の血を出す。
必要に応じ小切開し、傷口の洗浄をしやすくする。
目に付いた異物を取り除いて血液を絞り出す。
毒が不安定なタンパク質であることから、火傷しない程度の熱いお湯に30分〜1時間漬けていると毒が不活性化し痛みが治まってきます。


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